花伝書
風姿花伝ともいいます。
世阿弥が書いたものです。
随分と大変なことがあったのですね。
「初心忘れるべからず」と書いてありましたがいつの時代でも大切なことですね。
そして「時分の花、まことの花」の部分はとてもよかった。
いまでも時々本を見開いています。
今から660年ほど前に生きた人の哲学であります。
「例え一人っ子であろうとも才能の無い者には家を継がせない」とも。
血筋よりも才能なんですね、しっかりした芸を継いでいってもらうには
才能を持った人格者、即ち、修行を積んだまことの花を持った人でなければ伝承者にはなれない、と。それも口伝です。
今を生きるぼくらも肝に銘じておく大事なことだと思いました。
実れば実るほど頭を垂れる稲穂かな、と言いますしね。
日御碕神社