駅構内にあるオブジェ 台湾編
ぼくは時代劇が好きなのでよく観る。
或る時、悪役で切られ役の人の顔が妙に印象に残った。
大変失礼だが、本当に悪役が似合う人だった。
あとで調べてみると福本清三さんという方でした。
16歳で東映撮影所に入社されたそうです。
主役の人にいかに上手に斬られるかがポイントだとおっしゃってました。
『立ち回りを練習しているとき「日本中に一人でもいいから、福本がんばってるなあ」という人を作りたい』と思って練習を重ねてこられたそうです。
福本さんのことは小学生の「道徳の副本」にも紹介されたそうです。
一つのことをコツコツ努力して続けることは簡単なようで難しいのです。
そんな福本さんも今年の正月元日に77歳でお亡くなりになったそうです。
あれだけの悪役で斬られ役を演じられる人は滅多にいないと思います。
いつの間にかぼくも福本さんのファンになっていたのでした。
きょうの写真は台湾・屏東駅構内に展示されているオブジェです。